日本郵船(NYK)は11月12日、「郵船みらいプロジェクト」の一環として、NYKがフィリピンで運営する商船大学NYK-TDG Maritime Academy(NTMA)と日本の国立商船高等専門学校・国立高等専門学校との国際海事交流プログラムを本年8月から10月にかけて実施した。
<NTMAでの授業>
8月29日から9月8日にかけて、国立高等専門学校機構の富山高等専門学校、大島商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校の4校の学生計23名がNTMAへ短期留学した。
留学中はNTMA敷地内の寮に宿泊し、平日はNTMAの授業に参加、土日はNTMAの学生とともにマニラ近郊を観光するなど交流を深めた。
<富山高等専門学校での発表会>
<練習船若潮丸での実習>
10月14日から19日にかけてNTMAの学生10名が来日し、富山高等専門学校商船学科の授業や練習船実習に参加した。その後、日本郵船本店や日本郵船氷川丸・日本郵船歴史博物館などを見学した。
両国の学生は、留学先の学生とともに講義や実習に取り組み、英語でコミュニケーションをとりながら、外航船員を志す学生同士、切磋琢磨する姿がうかがえた。
NYKは今後も、未来を担う若い世代にグローバルな視野を持ち、船員という職業に関心を持ってもらえるよう取り組んでいくとしている。
日本郵船/国際海事交流プログラム5年ぶり再開、女子学生も初参加