西濃運輸、日本フレートライナー、日本貨物鉄道、仙台臨海鉄道は4月25日、吹田貨物ターミナル駅、仙台港駅、郡山貨物ターミナル駅間で、長距離直行貨物列車を5月7日から運行すると発表した。
特積貨物事業者の西濃運輸と日本フレートライナー、JR貨物、仙台臨海鉄道が提携して実現した直行貨物列車で、大阪~仙台間を毎日1往復運行し、大型トラック60台分を段階的に貨物鉄道へモーダルシフトする。
この列車の運行によるCO2排出削減量は、年間1万3810トンとなる。
日本フレートライナー、日本貨物鉄道、仙台臨海鉄道は、トラックドライバー不足に伴うモーダルシフトへの動きが加速する物流業界において、西濃運輸と互いに協力し、安定輸送の実現による鉄道輸送の促進の他、CO2排出量削減による地球環境負荷の低減を図るために先進的なモーダルシフトの実現に取り組んでいくとしている。
■概要
運転開始日:5月7日から
発着駅:吹田貨物ターミナル駅(大阪)⇔郡山貨物ターミナル駅(福島)・仙台港駅(宮城)
発着時刻:【下り】吹田タ22:14発⇒郡山タ9:15着⇒仙台港12:45着
【上り】仙台港22:35発⇒郡山タ2:37発⇒吹田タ15:44着
列車編成:20両編成(うち一般利用5両/仙台タ発着)
(吹田タ~郡山タ:4両、吹田タ~仙台港:11両)
輸送量:31FTコンテナ30個/1列車あたり(往復60個)
目的:近年の就業環境の変化によるトラックドライバー不足への対応
労働時間等の労務問題への対応
長距離運転の緩和
鉄道へのモーダルシフトによる地球温暖化防止に向けたCO2排出量削減への取り組み
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