鈴与は7月12日、静岡市葵区牛妻に建設していた「新静岡物流センター」が竣工したと発表した。
新東名高速道路新静岡ICから約2㎞に位置し、2019年に全線開通予定の中部横断自動車道新清水JCTにも近く、全国多方面への輸送アクセスに優れている。
海上輸送の拠点となる清水港コンテナヤードからも、国道1号バイパス経由で、約20㎞と利便性の高いロケーションに立地している。
省エネ面では、LED照明の導入や太陽光発電設備の設置など省エネと環境負荷低減の対応を充実させ、建築物の省エネルギー性能の認証制度「BELS」で、静岡県の物流施設で初となる最高ランクの「★★★★★5STAR」を取得している。
センターの構法では、柱を鉄筋コンクリート造りとし、梁を鉄骨造りとした混合構造を採用。物流センターなど積載荷重が大きく、広い空間を必要とする建物に適した構法により、柱間のスパンを大きくとることができ、フレキシブルな物流動線を確保することが可能。
また、海抜100mに位置し、非常用発電設備により、停電時にも物流機能を3日間維持できる体制を整えた、災害に強い物流センターとしている。
さらに、海上コンテナなどの棚卸しに適した高床式バースと、パレット単位でトラックへの積降しに適した低床式バースの両方を兼ね備え、輸出入貨物と国内向け貨物のどちらにも対応できる機能を有している。
従業員の休憩室は、リラックスできる空間をデザインし、シャワーブースも設けるなど、働きやすい環境を整えている。
■概要
名称:鈴与 新静岡物流センター
所在地:静岡市葵区牛妻1153-6
営業開始:2017年8月21日
敷地面積:約1万5900m2
倉庫延床面積:約1万6900m2(4階建て)
従業員:約100名
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