ヤマト運輸とFujisawa SST協議会(代表幹事:パナソニック)は6月30日、日本物流団体連合会主催の第18回物流環境大賞で、物流効率化など環境負荷を低減する取り組みが評価され、「物流環境保全活動賞」を受賞したと発表した。
2016年11月1日、Fujisawa サスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)に、一括配送など街の物流インフラを担う「Next Delivery SQUARE(ネクストデリバリースクエア)」を開業した。、
Fujisawa SSTは神奈川県藤沢市で、1000世帯もの家族の営みが続くリアルなスマートタウンとして、技術先行のインフラ起点だけでなく、住人ひとりひとりのくらし起点での街づくりに取り組んでいる。
Next Delivery SQUAREでは、これまで宅配事業者が各々届けていた荷物を集約し、台車や電動アシスト自転車などでヤマト運輸が一括配送することで、走行車両を減らし、CO2排出量の削減と安全性を向上している。
2017年3月からはお届け予定や不在連絡の情報を家庭に設置されたスマートテレビに配信し、顧客はテレビ画面からまとめてお届け日時や受取場所を変更でき、エコでスマートに荷物を受け取れるようになった。
また、Next Delivery SQUAREは、エネルギーを生み出すスマートな施設として、太陽光発電やLED照明を導入し、街全体の環境負荷の低減にも貢献している。
■受賞内容
審査結果:物流環境保全活動賞
功績事項: Fujisawa サスティナブル・スマートタウンの総合的な物流インフラ「ネクストデリバリースクエア」
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