日本郵船は6月14日、合弁会社所有の新造の液化天然ガス(LNG)燃料供給船「ENGIE Zeebrugge」がLNG燃料を供給し、グループによるLNG燃料供給・販売事業がスタートした。
新造燃料供給船によるLNG燃料供給は、世界初。
ENGIE Zeebruggeは、同社、ENGIE、三菱商事、FLUXYSが設立した合弁会社が所有している。
2月に韓進重工業の影島造船所(韓国・釜山)で竣工し、4月にゼーブルージュ港へ入港した後、同港にあるFLUXYSのターミナルにてLNGを積み込み、United European Car Carriers B.V.が運航する自動車専用船「AUTO ECO」と「AUTO ENERGY」に対してLNGを供給した。
今後、LNG燃料の普及を目指すGas4Seaブランドのもと、ゼーブルージュ港を拠点とし、北海・バルト海を航行する船舶へのLNG燃料を供給する。
国際的な船舶の排出ガス規制強化により環境負荷が少ないLNG燃料を使用する船舶数が増加する中、各地でLNG燃料供給の拠点整備が進められており、供給地点に柔軟性を持てる「ENGIE Zeebrugge」は、LNG燃料の普及拡大へのステップになると期待される。
同社グループは、LNG燃料供給船の運航を通じて習得する知見やノウハウをもって、パートナーと共にLNG燃料供給・販売サービスを世界的に展開する。
げた、全世界にLNG燃料の供給・販売事業を展開するブランド。
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