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井本商運/499G/T型コンテナ専用船、就航・神戸港初入港

2017年04月24日/3PL・物流企業

井本商運は4月24日、愛媛県の山中造船で建造中であった499G/T型コンテナ専用船「たからづか」が阪神・瀬戸内・九州航路に就航し、神戸港に初入港した。

<たからづか>
20170424imoto2 500x337 - 井本商運/499G/T型コンテナ専用船、就航・神戸港初入港

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製固定ピッチ型プロペラを採用することで、プロペラの軽量化・大直径化を実現するとともに、プロペラボスにエコキャップを取り付けることで、プロペラ背後に発生するハブ渦を抑制することができエネルギーロスを最小に抑えている。

他にも山中造船独自の技術である「エラ船型」を採用するなど省エネ対策を施した最新鋭の499G/T型のコンテナ船としている。

初入港セレモニーでは、阪神国際港湾の安川常務執行役員らが参列する中、神戸市みなと総局の丸本海務課長が、神戸市を代表して歓迎の挨拶をした後、記念の楯が上野友彦船長に贈呈された。

マリンメイトから花束贈呈、神戸市から記念品として神戸ワインの贈呈が行われるなどの歓迎を受けた。

井本商運は、コスト競争力強化のため、コンテナ船の大型化を目指しているが、その一方で貨物や航路の特性を考慮した結果、まだまだ499G/T型船のニーズがあると判断し、2月27日就航の「ときわ」に引き続き今年2隻目の499G/T型船として「たからづか」の建造に至ったもの。

今後も、国際フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指し、国際コン テナ戦略港湾の集荷に貢献し、我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していく、としている。

<たからづか入港セレモニー>
20170424imoto1 500x334 - 井本商運/499G/T型コンテナ専用船、就航・神戸港初入港

■主要目
船名:たからづか
船主:鍋島回漕店
船種/船級:コンテナ専用船/JG
航行区域:沿海(非国際)
船籍港:高知・須崎
総トン数/載貨重量トン数:499トン/1398.12トン
主要貨物:コンテナ(20、40対応)
全長/幅/深さ:78.92m×13.00m×6.66m/3.80m
建造造船所:ヤマナカ造船
進水日:2017年2月15日

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