三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は3月23日、米インディアナ州インディアナポリスで開催された「National Truck Equipment Association (NTEA) Work Truck Show」で、電気小型トラック「eCanter」を披露した。
「eCanter」は市街地での騒音や排出ガス問題に対するソリューションを提供、市街地配送をクリーンにそして静粛にする。
航続距離は100km以上で、これは配送トラックの1日平均走行距離を超えている。日本の場合、都市部で使用される小型トラックの80%は、1日の平均走行距離が50km程度。
ゼロ・エミッションを実現した「eCanter」は、実際の走行条件下で顧客による試乗を通して、技術的に高い信頼性を確保したうえで、日常の利用で十分な走行距離と積載量を達成していることを証明した。
「eCanter」の量産先行モデルは、2017年後半から米国、日本、欧州で顧客に納入する。これにより三菱ふそうは、商用車メーカーとして世界で初めて、電気小型トラックの量産モデルを納入、また保証とカスタマーサービスも合わせて提供する。