日本出版販売は3月6日、昨年、成長への挑戦と経営基盤の強化を柱とした戦略をやりきるための体制を構築したが、その実行体制を検証し、よりスピードを上げて確実に目標を達成するための組織に再編すると発表した。
輸配送問題解決に向けては、輸配送改革推進室を新設する。今後も出版輸送を維持・継続していくためには、取次の自助努力はもちろんのこと、業界全体が協力して改革に挑戦することが必須となる。
業界各団体、他取次との連携を密にし、喫緊かつ重大な輸配送問題の早期解決に取り組む。
物流の再構築では、流通計画室に雑誌物流再構築PTを新設する。今後、雑誌販売量の減少が続いたとしても継続できる、雑誌物流センターのあるべき姿をプランニングする。
具体的には、王子流通センターに書籍送品物流再構築PTを新設する。また、開発品物流構築PTを新設する。
書店のニーズや業態・売場の変化に応えるため、JANコードに対応した物流や、各種サービスのレベルアップにつながる在庫の構築を加速する。
その他、コンビニエンスストア取引の強化やオフィスワークの生産性向上、図書館営業の強化も組織改訂のポイントに挙げている。