新日鐵住金は1月13日、1月5日に大分製鐵所厚板工場で発生した火災に関する状況と取り組みについて発表した。
1月6日の鎮火したが、厚板工場主電室内の設備(厚板工場の圧延ラインを制御する電気計装設備)の大半が損傷していることが判明している。
火災発生後、厚板工場の全ライン(圧延ライン、精整ライン)の操業を停止したが、火災の影響がない精整ラインは、1月8日より操業を再開した。
圧延ラインは、操業再開に8か月程度(9月操業再開)を要する見通しで、期間短縮を進めている。
厚板製品の供給は、大分以外の製鉄所(鹿島、君津、名古屋)での代替生産を進めていることに加え、既に国内他社に対して応援協力を要請している。
製品の供給面で最大限の取り組みを講じているが、今後の具体的な対応は、顧客との相談を進めている。