郵船ロジスティクスと浪速運送は12月16日、カンボジア発ファッション製品物流のワンストップサービスの運用を2017年春から開始すると発表した。
顧客の海外縫製工場で生産された商品を浪速運送の現地検品物流センターで検品、検針、流通加工、店舗仕分けなどを行い、郵船ロジスティクスが国際輸送を担う。
顧客が日本側に設けていた物流センター機能を浪速運送が一括で請け負い、人件費の安い海外生産地に機能移管することで、ローコスト運営が可能になる。
郵船ロジスティクスのサプライチェーン可視化システム「NEXT」を使って、浪速運送の現地検品物流センターでの検品状況・検品結果から日本までの輸送状況を一元管理し、インターネット環境があればいつでも進捗状況を確認できる。
これにより、生産管理担当者や物流担当者の業務効率の向上と全体の物流コスト削減を実現する。
小売物流、とりわけセレクト系専門店、GMS(総合小売業)や百貨店等への納品代行が強みの浪速運送と国際輸送とグローバルネットワークが強みの郵船ロジスティクスが協業することにより、生産地から納品まで一貫したファッション製品の物流サービスを提供する。
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