トッパン・フォームズは11月28日、生産能力の向上を目的にデータ・プリント・サービス(DPS)の主要拠点である城東センターを移転し、生産エリアを約2000坪拡張することで首都圏でのDPSの受託機能を強化すると発表した。
<各種セキュリティ設備を導入 左側がフラッパーゲート、右側が静脈認証>
11月28日に開所し、2017年1月より本格稼動する。
城東センターはトッパン・フォームズが国内トップシェアを持つDPSの主要拠点の一つであり、以前より小ロットや短納期での納品が求められるDPS業務を中心に生産活動を行っている。
近年顧客ニーズの多様化により小ロット業務のさらなる増加とともに、従来顧客が自社設備で行っていた印刷関連業務をすべてトッパン・フォームズにアウトソースする「一括アウトソーシング」業務も顧客の保有設備の老朽化などを背景に年々増加の傾向にある。
これらのニーズに対応するために従来の城東センターと、関東圏の小規模拠点を集約し移転・拡張を行うことで受託体制を強化する。
また360°カメラ監視システムや各種生体認証の導入などによるセキュリティ面の強化や免震構造をはじめとした大規模自然災害に備えたBCPへの対応力強化、従業員向けの共有設備やスペースの充実などにより働きがいのある職場環境づくりにも取り組んでいる。
■城東センターの概要
拠点名:トッパン・フォームズ トッパン・フォームズ・セントラルプロダクツ 城東センター
所在地:東京都江東区
敷地面積:3万1998m2(施設全体)
延床面積:1万6334.24m2