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フクダ・アンド・パートナーズ/福田 哲也社長:トップインタビュー

2016年11月22日/物流最前線

PR記事

時代の変化に敏感に対応した物流施設づくりのパートナー

フクダ・アンド・パートナーズ
福田 哲也社長

<福田 哲也社長>
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福田哲也社長は、大手ゼネコンを退職後に一念発起。創業して15年を迎え、従業員97名、年商25億円の企業に成長させた。物流顧客ニーズに適切に対応した建築と不動産専門サービスの提供で存在感を増していった。ゼロから起業し成功した要因を「知恵と勇気と行動」しかないと語る福田社長に、これまでの経緯と今後の展開を聞いた。

前職で新事業部を3年間で100億円に成長、最年少部長に

―― このところ企業が発表する物流施設概要で設計・監理等の名目で「フクダ・アンド・パートナーズ」(F&P)の社名をよく見るようになりました。
福田 起業して15年で、約194万坪の物流施設作りに実績があります。まだまだ不十分な点もありますが、お客様に育てられて、多くの方々のご支援とご協力があってこその実績だと感謝しています。

―― 売上高も確実にアップしていますね。
福田 今期は売上高25億4500万円、経常利益が1億3300万円、従業員は97名となっています。売上金額のうち14億円が、純粋な物流施設作りにおける設計・監理業務やプロジェクトマネジメントの売上高です。この売上金額をある調査結果と比較すると、物流施設作り部門において全国設計事務所の売上第2位に相当します。この結果は物流施設作りに特化しているゆえです。さらに、従業員に対して当社の現在の位置を示すものとして参考にしています。

―― 起業する前は。
福田 私はゼネコン出身で、仙台に赴任しているときに、お客様の海外視察に同行し、ベルギーにあるナイキの物流施設見学に参加した際、3PL事業の成長性を確信しました。今後国内でも3PLの動きが強まれば、受託した企業は倉庫の床面積を増やさなくてはならなくなると。そこにゼネコンが狙うべきターゲットがあると考え、事業戦略を策定しました。帰国後、上司を通じて社長にレポートを提出し、物流生産エンジニアリング部という新しい事業部の立ち上げに参画しました。

―― 事業戦略は採用されましたか。
福田 「物流生産エンジニアリング部」を私以外全員エンジニア(技術者)の構成で発足することができました。この時、私の造語ですが「異業種機能補完型ネットワーク営業」を原点に据えて取り組みました。今では、オープンイノベーションという言葉がありますが、とにかく、さまざまな業種の専門家の知見や技術を活用してお客様のニーズに応える営業を開発しようということです。自分の機能だけだとお客様ニーズにお応えするにも限界がありますので、さまざまな専門家と機能補完しながら作り上げていくスタイルです。

―― 3年間で100億円を達成したそうですが。
福田 自分で宣言した売上数値でしたので、死に物狂いでやりました。ゼロからのスタートでしたが、当時の支店の皆様や外部パートナーの協力を経て、3年間でやり遂げました。その功績が認められ、34歳で当時の最年少部長にも昇進しました。自分はプロジェクトマネージャーとして常に中心にいて、自ら営業するだけではなく、お客様の目的を具現化していくためにプロジェクトをコントロールしていく。ただし、足りないところは謙虚に他者の力を借りる、これが先ほどお話しした「異業種機能補完型ネットワーク営業」のコアです。

―― 「異業種機能補完型ネットワーク営業」の発想となった原点とは。
福田 難しいですね。ただ、私は映画が好きで、映画製作がヒントになっているかもしれません。映画製作だと、プロデューサー、監督、脚本、衣装、大道具・小道具、撮影、照明、役者等、さまざまな専門技術を持つ人を集めてチームとして作品を作りますよね。どの専門性が欠けても、作品は出来ません。
これと同じように、「異業種機能補完型ネットワーク営業」も自分の強みをコアにして不足する専門機能を外部補完しながら、必要な時に1つの目的のためにチームとなって成果を出します。
また、私はラグビーをやっていましたが、ラグビーにもチームメンバーには体当たりが強い人や足の速い人、パスがうまい人、それぞれ得意不得意があります。体格、性格、能力などで適材適所のポジションを決め、補完し合う感覚が自然とビジネスの中で活かされているのかもしれません。

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