LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





住友商事/スタートトゥデイと契約、習志野の新物流施設で満床稼働

2016年11月21日/物流施設

住友商事は11月21日、初の単独開発案件として着手した、「SOSiLA習志野茜浜III」が9月末に竣工したと発表した。

<SOSiLA習志野茜浜III>
20161121sumisyo 500x334 - 住友商事/スタートトゥデイと契約、習志野の新物流施設で満床稼働

全国配送対応する通信販売向けの流通加工業務を行う住商グローバル・ロジスティクスとスタートトゥデイと賃貸借契約を締結し、国内物流の戦略的拠点として満床で稼働を開始した。

通販・アパレル等の流通加工業務向けにLED照明を採用し、床面平均照度300ルクスを確保したほか、両面開口型の荷物用エレベーター・垂直搬送機を実装し、1階からすべての倉庫区画に直接荷物を搬出入できる。

全館空調対応の受変電設備・空配管を実装し、入居企業ごとに異なる施設ニーズへ対応している。加えて、BCP対策として、停電時72時間対応の非常用発電機を実装し、断水時に備えたマンホールトイレを完備した点も入居企業から高い評価を受けている。

エントランスやトイレ、休憩スペースの拡充を図り、解放感や高級感を演出し、働く環境の充実を目指している。

同社は「SOSiLA」のブランドコンセプトである“人と社会を繋ぐ物流施設”を実現すべく、Sociability・Sustainability・Individualityの3つをキーワードに、物流施設を通じて、流通加工業務と短時間納品への対応、施設持続性と可変性の追求、働く環境の向上といった新たな価値提供(Logistic Aspect)を行うべく施設づくりを進めてきた。

物流不動産をオフィスビル・商業施設・分譲マンションに次ぐ不動産事業 「第4の柱」と位置付けており、今後も多様なニーズに対応可能な、高い配送利便性を備えた最新鋭物流施設「SOSiLA」を開発していく。

すでに、SOSiLA横浜港北の新築工事にも着手しており「(仮称)SOSiLA相模原」開発に向けた土地を取得したことで、住友商事が投資する物流施設の資産規模が総計1000億円を超え、当初の目標資産規模となった。

今後も、年間約300億円規模で首都圏・関西圏を中心に物流施設開発を進め、早期に資産規模2000億円を目指す。

■概要
名称:SOSiLA習志野茜浜III
住所:千葉県習志野市茜浜3-6-2
最寄駅:JR京葉線新習志野駅
敷地面積:1万9369m2
延床面積:3万8419m2
構造・階数:鉄骨造、4階建
着工年月:2015年9月

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース