シーアールイー(CRE)は11月2日、9月30日より上智大学において寄付講座「ロジスティクス」を開講していると発表した。
10月14日には、CREの執行役員の山本岳至経営企画本部長が講師を務め、日常生活では知る機会の少ない「物流不動産」が果たす役割・重要性の理解を深めるため、物流不動産を取り巻く市場動向から、消費者生活との密接な関係、施設仕様と庫内運営に関連した最新技術まで広範囲にわたって講義した。
当日は約120名の学生が出席し、受講者からは「商品が店頭に並ぶまでにはサプライチェーンという長いプロセスがあり、そのプロセスの一つ一つにはたくさんの人、労力、システム、機械が関わっていると認識した」、「企業のロジスティクスは多様化・高度化しているが、そのさまざまなニーズに対応するために物流施設は不可欠なものであり、小規模なものから大規模なものまで用途に応じて、ロジスティクスをサポートしていると感じた」「リスクマネジメントを踏まえた上で、施設の建設やサプライチェーンの構築を行うことが非常に重要である。災害大国である日本企業にとって、災害に強いロジスティクスを作っていくことが、今後、海外に進出していくなかで強みになるのではないか」などさまざまな感想が寄せられた。
なお、消費者のニーズが多様化している中、物流の効率化を推進するロジスティクスの重要性は増している。寄付講座は、将来ロジスティクスやサプライチェーンマネジメントに携わる人材の育成を目的に、上智大学経済学部で、ロジスティクス・RFID研究の第一人者である荒木勉教授のもと、2015年より開講したもの。
■寄付講座概要
開講元:上智大学 経済学部経営学科
科目名:ロジスティクス
担当教授:上智大学 経済学部経営学科 荒木 勉 教授
開講期間:2016年9月30日(金)~2017年2月3日(金)
主な講義内容:サプライチェーンマネジメント、ロジスティクス、物流、物流不動産、倉庫保管・輸配送システム、RFID、各業界におけるロジスティクス等