商船三井は10月18日、商船三井グループが無償輸送を通じて支援する団体を招聘し、社内講演会を実施した。
講演会では、ジョイセフ市民社会連携グループ プログラムアドバイザー 簡野芳樹氏、NPO法人海外に子ども用車椅子を送る会会長 森田祐和氏、理事 小田謙介氏が登壇した。
ジョイセフからはコンテナを活用した出産待機用のマタニティハウス建設と子ども靴を活用した住民への健康教育啓発活動の実施など、途上国の妊産婦死亡率を低減するためのさまざまな取り組みや個人参加できるボランティア活動について説明。
海外に子ども用車椅子を送る会からは、子ども用車椅子を途上国へ届け、障がいのある子どもたちの生活を向上させる活動の意義や、車椅子整備の具体的な様子を語った。
商船三井はジョイセフに対しザンビアへの中古子ども靴輸送とコンテナの寄贈、海外に子ども用車椅子を送る会に対しカンボジアなどへの車椅子輸送を無償で行っている。
参加した従業員からは「登壇者の熱い思いが伝わってきた。物流が果たせる役割の大きさを感じた」「日常では触れることのない社会の課題について改めて考える貴重な機会だった」との声が寄せられた。
商船三井/ダイナミック ポジショニングシミュレータを使用した訓練