豊田通商は10月18日、Bollore Transport & Logistics Kenya Limited(Bollore社)、日本郵船と共同でケニアでの完成車物流会社Bollore NYK Auto Logistics Limitedの設立に合意したと発表した。
経済成長が続くケニアでは完成車の輸入拡大が見込まれ、また東アフリカ諸国でのゲートポートとしての役割も期待される中、Bollore NYK Auto Logistics Limitedはケニアのモンバサ港で車両保管、通関サービス、内陸輸送、PDIなどのサービスを年内に開始する。
豊田通商は3月に仏複合企業ボロレグループの中核会社Bollore S.A.とアフリカとその他地域での協業を目指す包括的協業意向書(Letter of Intent)を締結した。
以降、両社の確固たる事業基盤を基に、インフラ事業と物流事業を含むさまざまな事業での協業体制を構築し、両社のアフリカでのビジネス基盤をより強固なものにするために、協議を進めている。
Bollore社と豊田通商がさまざまな事業展開を通じて蓄えた知見・ノウハウと、日本郵船が世界各地で培ってきた完成車物流の豊富な経験と技術を融合させた3社の戦略的パートナーシップにより、Bollore NYK Auto Logistics Limitedは成長著しい東アフリカにおけるゲートポートで高品質なサービスを幅広い顧客へ提供していくる。
8月下旬、Bollore社のエリック・メレット(Eric Melet)Managing Director、日本郵船の力石晃一代表取締役専務、豊田通商の服部孝専務取締役らはケニアで行ったセレモニーへ出席、また同時期に開催された第6回アフリカ開発会議のMOU記念式典にも参加した。