Zepol(ゼポ)は10月11日付で、米国海上コンテナ輸入の9月実績をまとめた。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送月次トレンド比較>
9月のアジア主要10か国・地域発の TEU (B/L・母船積地ベース・実入り・FROB含まず) は前年比2.4%減の125.9万TEUとなり、1~9月累計では1087.4万TEUで前年の1.8%増とやや減速した。
主要品目の9月の動きは全体の15%を占める家具類が1.1%の微減、電子電機、機械類、玩具、など10品目合計で3.1%減となった。
米国主要港でも、ロングビーチとニューヨークが前月から13%~15%減で前年比ではそれぞれ19.4%、13.3%減と2桁の減少となった。
これらの減少は8月末破綻した韓進海運分の輸送量急減が背景にあると見られ、船社間のシェアにも変化が生じている。
米国向け世界地域別の動きでは、東アジアと欧州、中南米などが減少の中アセアンの2桁増と南米、カナダの堅調で、1.5%の減少に留まった。
アジア発1位の中国発、2位韓国、3位台湾、4位香港、5位シンガポールまでが、前年比がそれぞれ3.7%減、7.8%減、5.6%減、12.5%減、8.1%減だったのとは対照的に、6位ベトナム、9位タイ、10位マレーシアのアセアン三国はそれぞれ43.6%増、36.8%増、44.3%増と2桁増と成長ぶりを示した。
シンガポールが7か月連続のマイナスに対して、ベトナムは5か月間、タイは6か月間、マレーシアは3か月間連続のプラスだった。
8位インドは7月だけは1.9%減だったが、2月以来連続プラスと好調を続けている。
7位の日本発直航分は前月から13.4%減少したものの前年比3.1%増となり、1~9月累計では2.1%増だった。日本発韓国TS分は3か月間連続のマイナスで33.4%減だった。
Zepol/Datamyne Japan
南石 正和
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