ナビタイムジャパンは9月2日に開催されたジャパントラックショー2016でトラック専用「トラックカーナビ」アプリのデモンストレーションを行った。
「トラックカーナビ」アプリは、今年3月末から提供し、当初は対応エリアが一部だったにもかかわらず、5か月で想定ダウンロード(DL)数は5倍にもなったという。
トラックドライバー向けのカーナビアプリで、トラックの通行止め(時間帯による規制も含む)・車高・車幅・重量制限等を考慮したルート検索、ナビゲーションが可能。リアルタイムの渋滞情報も考慮する。検索できるルートは「推奨」「高速優先」「無料優先」「超渋滞回避」の4種類。
複数の配送先を回る際に、最適な配送順を提案する「巡回経路検索」機能も搭載している。経由地は10か所まで設定可能。
トラックの駐車可能な施設の検索や、休憩施設検索、地図上に交通規制情報アイコンの表示、地図の航空写真表示など、トラックならではの機能も搭載している。
アプリのダウンロードは、3月末の提供開始時点ではトラックの規制情報考慮範囲は関東地方の1都6県のみとなっていたことから無料だったが、6月24日に全国対応となったことから、それ以降は有料での提供となっている。
価格は月額756円(税込)~年額7800円(税込)。
アプリを利用することで、経験の浅いトラックドライバーでも安全かつ効率的に配送先を巡回することが可能になる。
若年層や未経験者のドライバー採用促進の一助となり、運送業界の抱える深刻なドライバー不足の解決に貢献できるものとしている。
■「トラックカーナビ」
http://products.navitime.co.jp/service/truck/