シーアールイー（CRE）は7月19日、埼玉県羽生市で開発を進めていた物流施設「ロジスクエア羽生」が7月15日に竣工したと発表した。
＜ロジスクエア羽生、張り出し14ｍ、全長172ｍの大庇を施設の東側西側の両面に設置＞
＜庫内＞
＜ワンフロア約1.7万m2と広大な建物空間、エリアカラー方式を採用＞
＜オフィスエリア＞
＜北面県道には「IN」「OUT」の専用動線を設置＞
＜南面には歩行者・自転車専用通用口を設置＞
ロジスクエア羽生は、竣工に先立ち国内大手物流企業の入居が確定しており、2018月1日から稼働する予定。
開発地は東北自動車道羽生ICより約4.5kmに位置し、北関東自動車道の全線開通、今後予定されている圏央道の延伸により、東北自動車道を基軸とした広域ネットワークの形成が期待され、次世代を睨んだ国内物流の戦略的拠点として高いポテンシャルを有している。
1階は低床倉庫として両面にバースを配置、敷地内車両動線は出入口を分けたワンウェイとし、敷地内に40フィートトレーラーを含む大型車両50台以上の待機スペースを確保することにより、効率的な入出庫オペレーションを実現する。
塑性変形抵抗性に優れ、わだち掘れの発生を抑制する「半たわみ性舗装」をトラックヤード及び待機スペースだけでなく、場内全域に採用している。
倉庫部分は、平均照度250ルクス以上、床荷重2.0t/m2、有効高さは各階6.0m 以上を確保し、保管効率を高め、垂直搬送機はダブルパレット対応型8基を設置し、上下搬送効率も高めている。
雨天時の入出庫オペレーションにも配慮し、両面バースの大庇張り出し長さを14mを確保。これらのスペックは、入居するテナント企業の要望を取り入れ、且つ、施設の汎用性を考慮している。
また、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の採用等により環境や省エネルギーに配慮した施設として、BELSの評価を取得予定。
さらに、同社開発物件の標準装備である緊急地震速報システムの導入や外構散水栓による停電時の給水確保等により入居企業のBCP（事業継続計画）への配慮を行っている。
■ロジスクエア羽生の概要
所在地：埼玉県羽生市大字秀安
敷地面積：3万6224.84m2
延ベ面積：3万8857.09m2
建物構造：鉄骨造 地上2階建て
