プロロジスは7月11日、2015年のSustainability Reportを発表し、同社が目指す「環境への取り組み」「企業の社会的責任」「企業倫理とガバナンス」の3本の柱についてレポートした。
環境への取り組みでは、2015年中に、45棟、合計約139万m2の施設が、環境や持続性に関する認証をあらたに取得。これにより、世界15か国173棟、合計約632万m2のプロロジスの施設が、環境・持続性に関する認証を取得したことになる。
太陽光発電をあらたに30メガワット導入し、9か国合計149メガワットに達した。LEDなどの省エネルギー電灯を使用する施設が73%に増加した。(2014年度は68%)。
企業の社会的責任では、プロロジスおよびプロロジス基金から、各地のNPO(非営利組織)に、合計150万米ドル(約1億5300万円)を寄付した。
年に一度、全従業員でボランティアに取り組む日”IMPACT Day”を2015年も実施。この日の活動を含めて、世界中の従業員が延べ9900時間のボランティア活動に従事し、教育、福祉、環境に関する60のNPOと協働した。
プロロジスが所有・運営する物流施設のスペースをNPOに無償で提供する”Space for Good” プログラム を実施。物流拠点として18団体に合計105か月を無償提供した。
企業倫理とガバナンスでは、コーポレートカバナンスにおいて、13年連続で、REIT業界のリーダーであると評価された。
プロロジスは今後も、環境負荷低減、地域社会への貢献、ガバナンスへの取り組みを継続し、複雑化する社会的課題に対して弾力的に取り組む。また、世代を超えて社会に好影響を与え続けられる企業活動に努めていくとしている。