シーアールイー(CRE)は6月16日、埼玉県久喜市に開発を進めていた物流施設「ロジスクエア久喜」を6月15日に竣工したと発表した。
施設は、4階建て、延床面積4.4万m2の規模で、インテリア専門商社のサンゲツの物流拠点となる。
<全景、大型車両が3階部分に直接乗り入れ可能なスロープを設置>
<庫内、物流施設の機能をデザインとして可視化することにこだわった庫内のサイン>
ロジスクエア久喜の開発地は東北自動車道久喜ICから約2.6km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)白岡菖蒲ICから約2.8kmに位置している。
久喜菖蒲工業団地内の工業専用地域であるため、周辺は倉庫・工場が多く24時間稼働が可能であり、物流業務に適した希少な立地条件を備えている。
昨年10月に圏央道の埼玉区間が全線開通し、今年度中には茨城区間が全線開通する予定のため、東名高速、中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道、常磐自動車道、東関東自動車道が圏央道によって結ばれ、広域ネットワークの形成が期待される中、久喜エリアは国内物流の戦略的拠点として更なるポテンシャルの向上が見込まれている。
施設は、大型車両が3階部分に直接乗り入れ可能なスロープを設け、トラックバースを1階の東西両面と3階の東面に備えることにより、効率的かつ迅速な入出庫オペレーションを実現している。
倉庫の基本スペックは、床荷重が1.5t/m2、有効高さが1・2階で6.0m以上(2階の一部5.8m)と3・4階で5.5m以上、平均照度が300ルクス以上。敷地内には別棟で60.50m2の危険物貯蔵所を設け、倉庫本体と同一敷地内での一体的かつ効率的なオペレーションを実現している。
<職場環境を考慮して、照明器具(LED)は従来の昼光色よりも身体へのストレスを軽減すると言われる温白色を採用>
全館LED照明の採用、緑化駐車場の整備等を行い、環境や省エネルギーに配慮した施設としてCASBEE埼玉県のAランク認証、BELSの最高ランクである「★★★★★(5つ星)」評価を取得。
さらに、CRE開発物件の標準装備である緊急地震速報システムの導入やAEDの設置等により入居企業のBCP(事業継続計画)への配慮を行っている。
■ロジスクエア久喜の概要
所在地:埼玉県久喜市河原井町(久喜菖蒲工業団地内)
敷地面積:2万201.49m2
延ベ面積:4万4372.10m2
建物構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上4階建て