大林組/東京流通センター 物流ビル新B棟(仮称)に環境技術を適用

2016年06月15日 

大林組は6月13日、東京流通センター 物流ビルB棟新築工事で東京流通センターの意向を受け、全館LED照明の採用や大林組の環境技術などを多数適用し、環境への負荷を低減する計画だと発表した。

<東京流通センター 物流ビルB棟完成予想図>
東京流通センター 物流ビルB棟完成予想図

工事は、東京流通センター 物流ビルB棟を、地上6階建て(延べ面積約17万1300m2)の最新鋭の次世代・都市型物流施設に建て替えるプロジェクト。

工事に適用する主な大林組の環境技術の一つが、低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」を採用。

2010年に開発し、2015年に文部科学大臣表彰を受賞した低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」を免震装置下のマットスラブ(耐圧盤)に採用する。

クリーンクリートはセメントの大部分を、高炉スラグ微粉末などの産業副産物に置換することで、CO2排出量を大幅に低減することが可能。

これまで大林組では延べ5万2000立方mの施工実績があるが、本工事では、過去最大の約3万3000立方mを打設する予定で、そのCO2削減量は約5600tに上る。

また、既存杭の再利用がある。建て替える敷地は支持地盤の深さが異なっており、支持地盤の深い部分は基礎の剛性を強化する必要があった。

計画では、支持地盤の深い部分に位置する既存杭を有効利用することで、基礎のねじれを抑制している。有効利用する既存杭の健全性は、日本建築センターの一般評定を取得した「IT試験結果の合理的評価法」を用いて定量評価を行った。

<スマートパイルヘッド工法>
スマートパイルヘッド工法

既存杭の杭頭接合方法には、大林組が開発した「スマートパイルヘッド工法」を採用。この技術は、杭頭とマッドスラブを完全に固定せず、地震発生時には、杭頭が容易に回転することで杭や基礎部の負担を低減する工法。この工法の既存杭への適用は初めてとなる。

今回、既存杭を再利用することで、新設杭の本数を削減でき、CO2削減による環境配慮とコスト低減を実現する。

■工事概要
名称:東京流通センター 物流ビルB棟新築工事
所在:東京都大田区平和島
発注者:東京流通センター
設計・施工者:大林組
工期:2016年3月~2017年6月
建物概要:地上6階建て、延床面積約17万1300m2

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