総合デベロッパーとして物流効率化に貢献する
三菱地所 トップインタビュー
田島 穣 常務執行役員
三菱地所の設立は、1937年だが、その起源は1890年に東京・丸の内一体の払い下げを受け、日本初のビジネスセンターを作り上げた時代にまでさかのぼる。現在では、オフィスビル、商業施設、住宅、ホテル等とともに、物流施設も積極的な展開を図っている。物流施設開発の責任者、田島穣常務執行役員に、三菱地所の物流施設開発の狙いとポイントを聞いた。
単独開発、共同開発の2本柱で開発
―― 三菱地所の物流施設開発の歴史について。
田島 先進的物流施設の本格的な開発は、2012年竣工のナカノ商会辰巳センターが最初でした。これは三井物産との共同開発でした。その後、2013年に神奈川県にロジポート相模原、そして、2014年に当社初の単独開発であるロジクロス福岡久山、2015年にロジポート橋本が竣工しました。ロジポート相模原とロジポート橋本はラサール不動産投資顧問との共同開発でした。そして、単独開発としてロジクロス厚木を2016年5月に着工、ロジクロス神戸三田を2016年6月中旬に着工予定です。