ジャパンマリンユナイテッドは5月23日、広島県の呉事業所で建造していたMOKUREN SHIP HOLDING S.A.向け1万4000TEU型省エネコンテナ船 「NYK IBIS」を引き渡した。
ホールド内18列×11段、デッキ上20列×9段のコンテナを積載する事ができる。
JFEスチールと共同開発した極厚高張力鋼「YP460」を採用するなどして、コンテナ積載能力を極限まで高めることで、高効率の輸送能力を実現した。
独自の省エネ装置であるSURF-BULB、A.L.V.FINなどの採用で高い省エネルギー性能を発揮し、EEDI(エネルギー効率設計指標)Phase3の基準を大幅に下回る数値となっている。
主機関には高効率の電子制御エンジンを搭載しており、幅広い速力域で低燃費性能を発揮し、フレキシブルな運航を実現している。
■概要
主要寸法:全長約364m x 幅50.60m x 深さ29.50m x 夏季満載喫水15.79m
載貨重量:13万9335トン
総トン数:14万4285
主機関:DU-WARTSILA W9X82
航海速力:22.5ノット
定員:30名
船級:NK
船籍:パナマ
JMU/WAN HAI LINES向け中型コンテナ船の引渡完了