郵船ロジスティクスは4月13日、香港のYusen Logistics (Hong Kong)はセン湾区の自社倉庫に冷蔵・冷凍施設を設置し、3月14日に営業を開始したと発表した。
郵船ロジスティクスが香港に冷蔵・冷凍施設を設けるのは初めて。
施設はこれまで電子電気機器関連品を中心に各種物流サービスを提供していたが、日本や欧州からのeコマースをはじめとした食品輸入の需要増加を受け、Tsuen Wan Logistics Center(総面積約1万7000m2)内に冷蔵、冷凍施設を設置した。
冷蔵施設は2℃~5℃、冷凍施設は-18℃~-15℃の温度帯での保管が可能で、加工食品や生鮮品、酒類など幅広く取り扱う。
冷蔵、冷凍保管だけでなく、入出庫や流通加工(仕分けやラベル貼付)、梱包、非居住者在庫への対応など各種ロジスティクスサービスを提供する。
また、今後はCFS機能を生かしたリーファー海上混載サービスの拠点としての活用も検討する。
グループ中期経営計画 “GO FORWARD, Yusen Logistics -Next Challenges-“で食品を産業別強化セグメントの一つに掲げており、オープンした新施設と海上・航空フォワーディングを組み合わせ、顧客の多様化する物流ニーズに付加価値のあるサービスを提供していくとしている。
■施設概要
名称:Tsuen Wan Logistics Center
所在地:14/F., Ever Gain Center, 43-57 Wang Wo Tsai Street, Tsuen Wan, N.T. Hong Kong
面積:Tsuen Wan Logistics Center(約1万7000m2)
冷蔵施設:約100m2
冷凍施設:約100m2