商船三井は3月17日、2月下旬から3月中旬にかけて、世界4か所で商船三井船員を対象とした「MOL Safety Conference 2016」を開催した。
会議は、2月19日のインド・ムンバイ(参加人数120人)、2月24日の東京(60人)、3月9日のフィリピン・マニラ(190人)、3月16日のクロアチア・ドゥブロブニク(170人)。
インドを皮切りに行った会議は「商船三井は130年以上の歴史を積み重ね、世界最大級の海運会社に成長した。その成長を支えたのは、安全運航に対する乗組員の皆さんの不断の努力であり、安全・確実な海上貨物輸送に対するお客様からの信頼である。これからもMOLグループはグローバルな一つのチームとして、「One MOL:一つのMOLで攻める」のスローガンのもと、さらなる安全運航に邁進していこう」と池田潤一郎社長のメッセージで始まった。
会議には安全運航本部長である根本正昭専務執行役員をはじめとする役職員も多数出席し、「事故からの教訓」、「船内火災の未然防止」等のプレゼンテーションを行うと共に、インハウス船舶管理会社および船員配乗会社の管理職も交えてグループディスカッションを実施し、「これからの安全運航」について活発な意見交換を行った。
なお、Safety Conferenceは、商船三井グループの安全運航対策の強化について、各国の商船三井船員への説明、理解促進と意見交換を主な目的として、2007年から毎年、船員の主要出身国で開催しているもの。
ロジスティード/SSCV-Safetyが国交省の過労運転防止機器に認定