日本貨物鉄道(JR貨物)が3月16日に発表した2月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は177万7000トン(前年同月比2.7%増)、車扱は84万4000トン(1.9%減)となった。
2月は閏年で営業日が1日多かった中、コンテナ貨物は、鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物、食料工業品が増送となったほか、農産品・青果物が北海道地区の玉葱及び馬鈴薯の生育良好により前年を上回った。
一方、景気低迷による売れ行き不振により、紙・パルプ及び化学薬品等が不調であったことに加えて、自動車部品が鉄鋼メーカー工場の爆発事故の影響を受けたことも加わり、コンテナ貨物全体では前年比2.7%増となった。
車扱貨物は、セメントが四日市地区からの静岡及び関西地区向けの荷動きが好調であるも、石油が暖冬による灯油の売れ行き不振から、車扱全体では、前年比1.9%減となった。
コンテナ・車扱の合計では、前年比1.2%増となった。