福山通運は2月9日、2016年3月期第3四半期報告書について提出期限延長の承認申請を関東財務局へ提出すると発表した。
延長前の提出期限は2月15日、延長が承認された場合の提出期限は3月15日。
子会社の元取締役(元福田通運執行役員)が配送業務を委託している下請業者に水増し請求を行わせ、着服していた事実が確認されたものの詳細な調査を行うために相当の日数を必要とするため、提出期限に間に合わない見込みとなった。
なお、調査手続きについては、小丸成洋社長を委員長とする内部調査委員会を設置し、委員として、同社の管理担当役員、内部監査室長、同社と利害関係のない外部の専門家として、公認会計士と弁護士を加えて調査する。