商船三井ロジスティクスは2月5日、フィリピンのマニラ北部に昨年7月に自営倉庫を開設し、日系大手機械メーカーの完成品・部品保管業務(コントラクト・ロジスティクス)の取り扱いを開始したと発表した。
<MOL Logistics Philippines Inc.,Marilao Warehouse>
昨年7月から、完成品の保管業務を開始、加えて今年2月からは部品(サービス・パーツ)の保管業務も開始した。
倉庫は、メトロ・マニラから北に約20km、パンフィリピンハイウェイより約2kmの好立地に位置する。面積は4000m2、高床式の新築倉庫。倉庫単体規模では日系で最大級のスペースを有している。
倉庫オペレーションはフィリピン法人が請け負っており、WMS(倉庫在庫管理システム)導入の下、バーコードによるロット管理を行う体制を整えた。
同メーカーの中国・タイ工場で製造された完成品は直置きにて、サービスパーツはラック上のプラスティックボックスにて各々保管し、フィリピン市場向けに出荷している。
加えて、これら完成品・部品のフィリピン到着後の輸入通関、倉庫までのドレーはフィリピン法人通関部門が受託、フィリピンまでの海上輸送は商船三井ロジの海外法人が手配しており、グループによる一貫総合物流サービスを提供している。
フィリピン法人の陣容は総勢42名、うち当該倉庫は5名、通関部門は8名。
■倉庫概要
名称:MOL Logistics Philippines Inc., Marilao Warehouse
面積:4000m2
椿本チエイン/KDDIの合弁会社と物流倉庫業務効率化サービス提供