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サトーHD/IntelのIoTプラットフォームで在庫管理から顧客エンゲージメント提供

2016年01月19日/IT・機器

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サトーホールディングスは1月19日、子会社でソフトウェア開発のSGS社はIntel Corporationと連携し、小売業向けに、データを駆使して幅広い業務の効率改善をはかるIoTソリューションを開発したと発表した。

2016年第2四半期中に欧米市場から提供開始する。

ソリューションはほぼ100%の精度で在庫を管理するだけでなく、店舗内業務の効率化、来店客に最先端のショッピング体験を提供する。

SGSのプラットフォームは個々の商品情報を読み取るRFIDリーダーと、インテルリテールセンサープラットフォーム、ゲートウェイ、クラウドプラットフォーム、ビッグデータ分析を統合し、在庫や来店客の行動に関するデータの収集、蓄積、分析を行う。

インテルの業界標準のオープンプラットフォームを活かし、ソリューションは将来の技術革新に対応するデザインになっている。例えば、他のセンサー技術や第三者提供のデータ、アプリケーションなどを組み合わせて、多様な業務に対応することが可能。

IoTを活用して店舗のレイアウト、セルフチェックアウト、在庫管理を効率化することで、2025年までに世界の小売業全体で1.2兆米ドル(約131.7兆円)の経済効果を生むと予測されており、今回SGSとインテルの新しいソリューションは、在庫管理や生産性の向上、コスト削減、売上拡大という根本的な問題に取り組み、小売業の投資利益率(ROI)を高めることに貢献する。

ほぼリアルタイムの在庫状況と顧客データを紐付けることで、新たな可能性が生まれる。例えば、個々の顧客に最適なサービスを提案したり、在庫過多になっている商品を上客に特別価格で提供したり、ソーシャルメディア上のトレンドに基づいて店舗内のデジタルサイネージで販促することなどが将来的に可能になる。

■SATO Global Solutions, LLC概要
設立:2014年12月
所在地:米国・フロリダ州
事業内容:ソフトウェア開発力を強みの核とし、IoT技術を駆使した自動認識SI(ソリューションインテグレート)事業をグローバルに展開

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