横浜市港湾局は1月12日、横浜港埠頭を新設分割し、横浜川崎国際港湾を設立したと発表した。
国際コンテナ戦略港湾の実現を目指し、京浜港でひとつの港湾運営会社の設立に向け、これまで関係者と精力的に協議を進めてきた結果、「国際コンテナ戦略港湾政策を強力に推進していく観点から、運営体制の構築を一歩前進させる」ことで合意した。
今後、同社は港湾運営会社の指定や、国、川崎市等からの出資を得て、新たな体制の下、コンテナターミナルの一体的貸付けや荷役機械の整備等、コンテナターミナルの一元的・効率的な運営を行う主体として、関係者と連携しながら競争力強化を推進していく。
■横浜川崎国際港湾の概要
所在地:横浜市中区山下町2
(港湾運営会社の指定後、横浜市内において移転する予定)
設立日:2016年1月12日
資本金等:資本金 2億3000万円、資本準備金2億2000万円(合計4億5000万円)
出資構成:横浜市(100%)
(港湾運営会社の指定後、国、川崎市、民間企業等の出資を受け、横浜市分も含め全体で概ね10億円規模となる見込み)
業務内容:横浜港、川崎港のコンテナターミナルの運営、整備計画の策定、無利子貸付金を活用した施設整備、国、港湾管理者、横浜港埠頭株式会社が所有するコンテナターミナル施設のユーザーへの一体的貸付け、貨物集貨策、ポートセールス等の企画立案、実施等
横浜市港湾局/国際海運の脱炭素化に関する「ハンブルク宣言」に署名