三井住友信託銀行と子会社三井住友トラスト・パナソニックファイナンスと丸紅は12月25日、北米で鉄道貨車リース事業等を行うMRC社に出資する丸紅の子会社MRTI社の株式50%を丸紅が三井住友信託銀行と三井住友トラスト・パナソニックファイナンスに譲渡することで合意した。
三井住友信託銀行と三井住友トラスト・パナソニックファイナンスは、北米における鉄道貨車リース事業に参画することでオペレーティングリース業務を強化するとともに、優良資産の価値を裏付けとした運用商品の組成等によりお客へ付加価値の高い商品・サービスを提供する。
丸紅は、新たに三井住友信託銀行と三井住友トラスト・パナソニックファイナンスをMRTI社の株主として迎え入れることで、MRC社の資金調達力を高め、資産規模を拡大すること等により北米におけ
る交通・インフラストラクチャー事業の一層の強化を図る。
MRC は 1999年に創業された中堅の鉄道貨車オペレーティングリース会社で、米国の大手鉄道会社や穀物生産会社、食品会社、鉱山会社、メーカー等に貨車リースサービスを提供している。
丸紅は、本取引により関係会社株式売却益として約200億円の特別利益を2016年3月期に計上する予定で、連結決算ではMRTIに対する支配を喪失したことに伴う既存持分の再評価益を含め約300億円の利益となる予定。