日本通運は12月25日、名鉄運輸と資本業務提携した。
名鉄運輸の株式650万9365株を取得する。
提携により、特積み輸送ネットワークの相互利用によるオペレーションの効率化とサービスレベルの向上、引越、鉄道コンテナ等の補完関係がある物流サービスの連携強化、両社グループが持つ様々な輸送サービス、ノウハウ、アセットの活用による事業領域の拡大、アセットの共同利用や情報システム等の共同開発による資産効率の向上、仕入・購買の共同化による原価の低減を図る。
名鉄運輸の親会社である名古屋鉄道とその他の名鉄運輸株主より、名鉄運輸株式 650万9365株（本株式交換の効力発生後における名鉄運輸の発行済株式総数の20.0％）を取得する予定。
株式取得予定日は2016年4月1日。
両グループは、一部地域において、特別積合せ運送事業の共同配送や施設の共同利用を実施してきた。
今後、特積みマーケットの大幅な成長が見込めない中、ドライバーをはじめとする労働力不足が深刻化する等の外部環境の変化に対応するためにも、より強固な関係を築くことが両社グループにとって有効と判断した。
■名鉄運輸の概要
所在地：名古屋市東区葵2-12-8
事業内容：貨物自動車運送事業、航空利用運送事業、流通事業など
資本金：20億6500万円
設立年月日：1943年6月1日
2015年3月期業績：売上高908億5200万円、営業利益28億1200万円、経常利益28億8300万円、当期利益18億700万円
