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日本政策投資銀行/日通に「DBJ環境格付」に基づき融資

2015年12月08日/SCM・経営

日本政策投資銀行は12月8日、日本通運に対し「DBJ環境格付」に基づく融資を実施したと発表した。

格付ではグローバルレベルで調達から生産、流通、消費まで物流システムをトータルサポートするサプライチェーン・マネジメントの提供を通じたロジスティクスの最適化を図ることにより、顧客の経営効率を向上させている点をまず評価。

事業のグローバル化を踏まえ、総合物流企業他社に先駆けてサスティナビリティレポートガイドライン第4版の基準に沿って「人権の尊重」をはじめとした3つのマテリアリティ(重要課題)の特定に至っている点を評価。

さらに、自社の産業廃棄物にかかる委託処理に関し、処理業者との契約書情報や処理業者の許可証情報をデータベース化し、排出事業場が交付するマニフェストの内容と、許可証情報と契約書情報が整合しているのかどうかチェックして、適正と判断されたマニフェスト(電子マニフェストにも対応)のみ交付される機能を織り込んだ独自のマニフェスト管理システム「ECO-TOWMAS(エコトーマス)」を開発する等、適正な管理を継続的に行うための優れた仕組みを構築している点も評価した。

「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。

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