名古屋港湾事務所と名古屋港管理組合は10月28日、名古屋港での大型コンテナ船入港できる水深16mの水路について暫定供用を開始した。
名古屋港湾事務所では、清龍丸による水深16mへの効率的な浚渫を進めてきた。
東航路の幅580mのうち、幅420mについて水深16mへの浚渫工事が完了し、第四管区海上保安本部による水路測量成果の審査についても終了したもの。
世界で主流となっている1万3000TEU級の超大型コンテナ船が潮汐状況を見つつ満載での入港が可能となる。
中部地方整備局による試算では、東航路の水深16m化により年間約10億円の輸送コスト縮減につながり、ものづくり中部を支える名古屋港の国際競争力が向上するとしている。