鴻池運輸は9月17日、静岡県駿東郡長泉町の長泉流通センター(イオン長泉ロジスティクスセンター)が、稼働したと発表した。
新東名長泉沼津ICから南東へ約700mの立地で、60億円を投じ、2014年9月に着工、8月に竣工した。
延床面積は約2.6万m2、58基のドックシェルターを有する鉄骨2階建てで、鴻池運輸でも有数の大規模施設となった。
1階の配送センターの運営と店舗への配送は鴻池運輸が受託し、2階は、イオングループのイオンフードサプライとマックスバリュ東海の食品製造加工場として生鮮食品・デリカ・畜産・水産加工品が加工・製造を行い、各店舗に供給する。
センターの照明は屋内・屋外ともLEDを使用し、さらに屋上には太陽光パネルを5152枚配置(発電力1250kw/h)、地域の電力確保にも貢献している。
同社はその他の地域でも、各地の顧客の増産を受けて取扱量の拡大を図るため、京都・群馬・岡山でも食品関連物流センターを相次いで開設準備中で、長泉流通センターと併せ、2015年度の食品関連事業の設備投資額は100億円を見込んでいる。
■長泉流通センターの概要と特長
施設名称:長泉流通センター(イオン長泉ロジスティクスセンター)
住所:静岡県駿東郡長泉町上長窪359
敷地面積:約3万2000m2
延床面積:約2万6000m2 (1階 約1万4000m2、2階 約1万2000m2)
構造:鉄骨2階建て
仕様:(1階)定温倉庫(-25℃、0℃、5℃、15℃)、食品配送センター他
(2階)食品加工センター他
特長
BCP対策:自家用給油所(救援物資運搬者への給油可能)
環境対策:太陽光発電パネル 5152枚(発電力1250kw/h)を屋上設置
総投資額:約60億円
鴻池運輸/「統合報告書 2024」が完成、「環境」「人」「技術」を紹介