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日通/中国に4拠点を新設

2015年08月27日/国際

日本通運の現地法人日通国際物流(中国)は3月から7月にかけて4拠点を開設した。

<位置図>
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新拠点は4か所で、3月16日に江蘇省塩城市の塩城事務所、6月1日に江蘇省連雲港市の連雲港事務所、7月23日に広東省汕頭金砂路の汕頭事務所、7月27日に浙江省温州市の温州事務所。

開設は、中国沿岸部にありながらこれまで本格的な展開が遅れていた中小都市への進出を図り、物流サービスの更なる拡大を目指す。

塩城港事務所は、起亜自動車が完成車工場を稼働しており、自動車部品メーカーが集積する産業エリア。この地で中国国内の部品調達物流や、中韓間国際フォワーディング等の取り組みを行い、サービス拡大を目指す。

連雲港事務所はチャイナランドブリッジの玄関口で、欧州や中央アジアとの交易港として古くからその地位を築いてきた。

また、江蘇省の北端に位置し、北は山東省、西に河南省、更にその西側には陝西省、といった中西部主要都市へのゲートウェイ機能も担っている。同市への進出は、連雲港市の地場企業への営業拡大に加え、中央アジア進出の足がかりと考えている。

汕頭事務所は中国五大経済特区のひとつ、粤東(広東省東部)の中心都市で、世界に広がる華僑人を多く輩出している歴史的に対外交流が盛んな都市。昨今は珠江デルタ地域からの産業移転工業園に属し、今後さらなる企業の受け入れが見込まれるエリア。

汕頭エリア進出企業の各国向け輸送、中国地場企業の中国国内輸送業務の新規獲得を目指し、営業活動を展開する。

温州事務所は浙江省の東南部に位置し、早くから市場経済、私営企業が発達し、軽工業(革、靴、ライター、眼鏡等)、アパレル、近年では自動車部品の取扱いも盛んな地。

同省内に位置する世界屈指の寧波港を利用し、欧州向けを中心とした輸出が行われている。

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