首都高速道路と東京都建設局は7月30日、今年3月7日に開通した中央環状線（高速湾岸線～高速3号渋谷線）について、開通後3か月の整備効果をとりまとめて公表した。
＜開通後3か月の交通量変化＞
＜羽田空港への移動圏域の変化＞
中央環状線全線開通後3か月経過しても渋滞緩和効果が継続しており、中央環状線内側において、利用交通量は約5％減少、渋滞損失時間は約5割減少したという。
効果として、アクセス性の向上を挙げ、羽田空港まで1時間で移動できる範囲が最大約3割拡大するなど、物流の効率化や観光の活性化などにも寄与しているとしている。
物流事業者からは、「京浜トラックターミナルから中央道方面へ配送する場合、これまでは都心環状線を経由していたが、中央環状線ができたことで目的地まで早く行けるようになった」、「調布市の集荷先から京浜トラックターミナルまで中央環状線を使ってきたが、開通前に比べて15分くらい時間が短くなった」との声があった。
