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コニカミノルタ、DHLサプライチェーン/「CSR物流」の運用開始

2015年07月13日/生産

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コニカミノルタは7月、DHLサプライチェーンと協働で物流取引先のCSR活動を支援する「CSR物流」の運用を開始し、合同で、7月13日に物流取引先への説明会を開催した。

<説明会でのDHLサプライチェーン 藤岡康郎取締役、コニカミノルタ 家氏信康常務>
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DHLサプライチェーンは、説明会とともに、継続的な改善を含む全ての工程において物流取引先各社を全面的にサポートする。

説明会では、コニカミノルタの家氏信康常務は「2年間、DHLサプライチェーンとの物流業務を委託して、成果を上げることができ、今回CER物流についてもDHLサプライチェーンとのパートナーシップを組み、取り組むことにした」と説明した。

CSR物流は、物流取引先が、電子業界のサプライチェーンにおけるCSR推進団体である「EICC(Electronic Industry Citizenship Coalition)」に登録し、物流取引先は、EICCが定めている5つの項目「労働」「安全衛生」「環境保全」「管理の仕組」「倫理」に関する400以上のチェック項目全てを使ったCSRアンケート診断にシステム上で回答する。

その評価結果に基づき、是正が必要な物流取引先に対し、DHLサプライチェーンが改善項目の特定と改善計画の作成、そして実際の改善活動を全面的にサポートする。

11月上旬までにEICC登録と設問回答を、年内を目処に改善項目の特定と改善計画の作成を終える計画。

CSR物流は、世界的CSR推進団体EICCのもと、日本初の取り組みとなるもので、今後も定期的に実施する予定。

DHLサプライチェーンの代表取締役社長であるギャビン マードックは、「コニカミノルタがCSR調達で培った経験を活かし、物流におけるCSRの質の向上に向け、リードロジスティクスプロバイダー(LLP)として協働で取り組めることを嬉しく思う。物流取引先とCSR物流を推進することで、共に社会から必要とされる企業となることを目指していきたいと考えている」と語っている。

コニカミノルタの社会環境部、SCMセンター、情報機器事業 品質保証統括部担当 常務執行役である家氏信康氏は「入札要件では、当社が人権・倫理・安全衛生・環境に配慮したCSRを推進していることは勿論のこと、サプライチェーンにおけるCSR推進の方針・関与も求められるようになりました。企業が社会から信頼を獲得するために、CSRの推進が不可欠であることを意味している。強化してきたCSR調達のノウハウを上流の調達から下流の物流へと範囲を広げ、世界的CSR推進団体EICCのもと、DHLサプライチェーンと共に日本初となるCSR物流の実現を図る」と説明している。

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