日野自動車は5月7日、小型トラック「日野デュトロ」を改良して、発売する。
車両安定制御システム「VSC」と電動パーキングブレーキをディーゼル車とハイブリッド車に標準装備し、安全装備を充実した。
VSCは先進安全自動車(ASV)技術としての車両安定制御装置の技術的要件を満たしており、装着車はASV減税の対象となる。
ハイブリッド車はエコカー減税の新たな区分「2015年度燃費基準+15%達成」の適用対象となり、取得税、重量税がともに免税となる。
VSCは、横転や滑りやすい路面でのドリフトアウトやスピンを抑制するために、警報音やエンジンの出力制御、またブレーキを作動させることでドライバーの危険回避操作を支援する。
電動パーキングブレーキは、電動モーターがパーキングブレーキケーブルを牽引することで制動力を発生させる仕組みで、軽いレバースイッチのON・OFF操作だけでパーキングブレーキの作動・解除が可能。また、車両の状況に応じて引き代を自動コントロールするため、常に制動力を確保し安全・確実な駐車をサポートする。
価格はTKG-XZU605-TQMMB(トランスミッション5速MT、最大積載量2.0t)で417万4740円(税込)。
年間販売目標台数は日野デュトロシリーズ全体で2万2000台。