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国交省/アセアン地域での物流人材育成支援事業に佐川急便などが講師

2015年03月26日/調査・統計

国土交通省は3月26日、2014年度アセアン地域における物流人材育成支援事業の実施結果を発表した。

<物流技術系研修の様子:ハノイ交通技術大学>
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<物流マネジメント研修の様子:ホーチミン交通大学>
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物流技術系研修では、ハノイ交通技術大学で、安全管理、車両整備等の物流専門職に関心のある学生のうち選抜された10名を対象に実施した。

実施期間は3月9日から12日の4日間。

講師は、車両安全管理が佐川急便、車両整備・運行管理がSGモータース、車両技術がいすゞ自動車、車両を使った点検・診断の仕方がいすゞ自動車が担当。

物流マネジメント研修は、ホーチミン交通大学で、将来的な物流事業管理職候補の育成を念頭に、物流学を専攻する学生のうち選抜された20名程度を対象に実施した。

実施期間は3月16日から20日の5日間。講義の講師は物流概論・国際物流の基礎知識が関西学院大学商学部伊藤教授、拠点管理・生産管理・物流効率化と情報システム
が佐川グローバルロジスティクス、物流管理に関する実習が佐川グローバルロジスティクスが担当した。

研修内容について、ハノイ交通技術大学からは、物流技術系研修に加え、昨年8月に同大学に設立された物流・マルチモーダル学科の学生を対象とした物流マネジメント研修の実施が要請されたほか、ホーチミン交通大学では、物流情報システムや3PLなどのより実務に即した講義の集中的な実施や、日本企業でのマナー等の基礎講義の実施等への高い関心が示された。

両大学からは、この研修の単位化の可能性などを含めた我が国への物流分野の人材育成支援に対する高いニーズ、日系物流事業者への就職に対する強い関心が示されたという。

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