高知県とヤマト運輸、ヤマトグローバルエキスプレスは3月24日、高知県のおいしい農水産物のスピーディーな配送による販売支援をはじめ、地域活性化や県民サービスの向上のため「包括協定」を締結したと発表した。
<左から高知県のキャラクター「くろしおくん」、ヤマトグローバルエキスプレス広田社長、高知県 尾﨑知事、ヤマト運輸山内社長、ヤマト運輸のキャラクター「クロネコ、シロネコ」>
包括協定による主な取り組みのひとつが、「朝に水揚げした鮮魚を当日の夕方までに首都圏へ」。
これまで高知県から首都圏へは翌日午後からの届けだったが、ヤマトグローバルエキスプレスが早朝に荷物を集荷するトラック輸送ダイヤを新たに設け、ヤマト運輸のネットワークとヤマトグローバルエキスプレスの航空輸送ネットワークをシームレスに連携し、生産者や法人の顧客を対象に、朝に水揚げした鮮魚をはじめとした高知県のおいしい農林水産品を当日の夕方に首都圏の飲食店などへ届ける輸送スキームを構築する。
<左から高知家を記載したご当地送り状、「高知家」のご当地BOX、高知家ロゴ>
観光振興と移住促進についての取組では、2014年2月に製作した「高知家」のロゴマークを記載したご当地送り状や、「高知家」オリジナルBOXを引き続き活用し、ご当地BOXで発送された荷物が、全国の顧客に届くことで、観光地や特産品などの高知の魅力を全国にPRする。
今後は、県内のヤマト運輸営業所24か所に移住案内・観光パンフレット・高知家表札を設置し、観光振興と移住促進に県と協働で取り組む。
そのほか、買い物弱者・地域の見守りの推進、南海地震対策など、地域の安全・安心の確保、その他、地域活性化や県民サービスの向上などに取り組む。
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