日本通運は3月7日、8日、山形県飯豊町の「日通の森」で冬の森林育成活動を実施した。
冬の森林育成活動は、昨年初めて実施し、今回は2回目。」晴天の中、従業員とその家族39名が森林育成活動や里山での活動を楽んだ。
初日の活動は、森林育成活動と雪山の散策。飯豊町の後藤幸平町長をはじめ飯豊町職員、日通の森運営委員会の人々に出迎えられた参加者は、2mを超える積雪の中、かんじきを装着して活動地に移動、その場で切り出されたブナ、カエデの木からシイタケのほだ木を作成するための原木づくりを行った。
2日目は、炭焼き体験と雪遊びに分かれて活動。飯豊町中津川地区でもわずかとなった炭焼き小屋で、数日前から準備して焼きあがった炭を1600℃にもなる窯から取り出す作業を体験し、昔の炭焼の苦労や良い炭をつくるために窯に施されたさまざまな工夫について質問が絶えなかった。
森林を整備することで地球温暖化防止、生物多様性の保全に貢献し、さらに従業員と家族の環境意識を醸成することを目的にした森林育成活動は、グリーンツーリズムとして飯豊町で始められてから今年で10周年。その後活動拠点は、静岡県伊豆の国市、鳥取県日南町に増え、「日通の森」は大きく成長しているという。