インフォテリアは1月20日、ソディックの基幹システムであるSAPと周辺サブシステムとの接続に、企業データ連携製品の国内市場で8年連続シェアNo.1製品であるASTERIAシリーズの「ASTERIA WARP(アステリア ワープ)」が採用されたと発表した。
ソディックは、世界で約30%のシェアを持つ放電加工機械をはじめ、鋳出成形機械、食品加工機械などを製造し、ものづくりの現場を支える企業。
同社は、これまで国や地域ごとに15の基幹システムを構築・運用していたが、グローバル戦略を加速させるため、基幹システムをSAPに統合した。その際に必要となったSAP周辺のサブシステムを、ASTERIAマスターパートナーであるキヤノンソフトウェアの支援の下に自社で構築し、新システムへの移行を3か月という短期の開発期間で実現した。
このプロジェクトで採用されたASTERIA WARPは、ノンプログラミングでのシステム連携開発を実現し、開発期間の短縮に大きく貢献した。また、同社では、連携部分を担っているASTERIA WARPと内製システムにより、将来的な業務フローの変更に対して柔軟に対応可能な環境を構築した。
ソディック執行役員総合企画本部の斎藤幸典副本部長は、「今後は各部署の要望に応えながら、連携先システムを拡充していきたい。より規模の大きな連携を構築する際には、グループ内のシステム開発会社にASTERIA WARPを横展開することも視野に入れている」と述べた。
インフォテリアは、この事例を契機に、基幹システムとのデータ連携を迅速に構築する基盤としての「ASTERIA」活用をさらに推進していくとしている。