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日本生産性本部/サプライチェーンの国際標準を推進

2015年01月16日/国際

日本生産性本部グローバルマネジメントセンターは1月16日、サプライチェーン・マネジメントに関する団体「APICS」のデリンダ・アーリッシュ チャネル担当副社長兼法人担当副社長を招き、日本での展開を発表した。

<デリンダ・アーリッシュ副社長>
20150116jpc - 日本生産性本部/サプライチェーンの国際標準を推進

「APICS」は、1957年に設立し、サプライチェーン・マネジメントに関する国際標準の確立と普及、国際標準資格の認定を行っている米国の専門家団体。全世界に100か国以上、292以上のパートナー組織を持つ。

デリンダ・アーリッシュ副社長は「APICSはサプライチェーン・マネジメントの研究ならびに、教育、啓蒙活動を行っているとともに、2つの資格制度試験も用意している。2014年にSCC(サプライチェーン・カウンシル)と統合したこともあり、SCM専門家団体では最も有力な組織になった。日本にはまだ紹介されて3年と日が浅いが、SCMの標準化はグローバル経済を進めていく企業では、非常に重要な要素となる。私たちの価値は、人を育てることでサプライチェーン向上を図り、経済を活性化させ、人々の生活を豊かにすることだ。世界での日本のメンバー数は25位程度だが、いずれトップクラスになるだろうと予想している」と話した。

APICSの認定資格試験にはCPIMとCSCPがある。CPIMは生産管理や在庫管理でのプロフェッショナルな能力の基準として、世界的に認知されているもので、1973年以来、世界各国で10万人以上認定資格を取得している。

CSCPは、サプライチェーンの専門資格。このプログラムは広範囲に及ぶサプライチェーンをマスターできるように作られており、サプライチェーン・マネジメント、戦略、設計、コンプライアンス、導入、オペレーションに関する主要な概念を学ぶことができる。資格取得は現在1万5000人。

また、サプライチェーンを設計・改善・最適化するツールキットとして誕生したのが、「SCOR(Supply Chain Operations Reference-model」。サプライチェーンマネジメントに関する、グローバルで汎用的なモデルとなっている。サプライチェーンのプロセス、評価指標、ベストプラクティス、人材要件を体系的に整理したユニークなフレームワークで提供されている。

いずれも、資格認定試験は全て英語の4択問題となる。合格者は多彩だが、製造業のサプライチェーン担当者、業種では特にエレクトロニクス、自動車、化学、アパレル関係が多いという。日本では、今のところ外資系の社員が多いという。

問い合わせ
日本生産性本部コンサルティング部
グローバル・マネジメント・センター(GMC)
TEL:03-3409-1130
APICS
http://apics.jp

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