プロロジスは1月15日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」の起工式を行った。
プロロジスパーク千葉ニュータウンは、2月に着工予定の「プロロジスパーク習志野5」と共に、千葉県内陸部の大型物流施設として建設する。
開発地は首都圏から40㎞地点に位置し、首都圏物流の幹線である国道16号に近接。現在整備がすすめられている国道464号(北千葉道路)にも近く、464号の延伸により、交通利便性は飛躍的に向上する。
2018年年度までには成田と直結し、将来的に東京外かく環状道路と接続されるため、広域物流拠点としても期待できるとしている。
印西市は生産年齢人口が多く、労働力確保でも有利な立地。千葉ニュータウン中央駅から施設まで徒歩10分程度と、通勤利便性が高いことから、従業員募集にも有利という。
施設面では、大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを2基(上り・下り専用)設置し、各階に40フィートコンテナトレーラーが接車可能なトラックバースを備える。
賃貸可能面積は1フロア最大約2万3300㎡から最小約4300㎡の区画まで、幅広い物流ニーズに柔軟に対応できる設計となっている。
入居カスタマーの事業継続性への配慮から、プロロジスのマルチテナント型施設での標準仕様である緊急地震速報システムや衛星電話等が備えられる。
停電時でもトイレ、通信、セキュリティー等の機能を維持できる災害用発電機や、断水時においても、飲料水供給を継続できる地下水浄化システムも備える予定だ。
さらに、庫内を含む施設全体にLED照明を採用するほか、屋根に約1.9メガワットの大規模太陽光発電システムを導入する予定。
■概要
名称:プロロジスパーク千葉ニュータウン
所在地:千葉県印西市泉野
計画敷地面積:5万5100.91㎡
計画延床面積:12万8523.57㎡
構造:鉄骨造、地上5階建
着工:2015年1月
竣工予定:2016年4月末