日清食品ホールディングスは、国内の物流コスト増が進んでいる。
2015年3月期の第2四半期の物流費は126億円(前年同期比12.3%増)で、売上高比率が5.8%から6.2%に大幅に増加した。
国内の物流費は、軽油・ガソリン、人件費高騰による配送運賃の増加が顕著で、物流費は8億円の減益要因となっている。
このため、主力製品について7年ぶりに値上げに踏み切った。
通期では、物流費の売上高比率を5.9%を目標設定しており、大幅なコスト削減が必要で、日清食品と明星食品との生産の相互乗り入れによる最適化や、資材の共同購買、共同物流によるスケールメリットの享受を進めている。
物流最前線/日清食品 深井取締役に聞く、課題を価値に変えるSCM戦略