ダイワコーポレーションは10月8日、品川区八潮に高付加価値物流センター「品川営業所」(エフ・プラザ東京C2棟)を竣工した。
東京港大井埠頭から近く、羽田国際空港、JR貨物、平和島トラックターミナルなど、すべての輸送手段と結びつく立地。大消費地至近のメリットを生かした、緊急性・専門性の高い物流に対応するほか、24時間365日のビジネスチャンスを逃さない、スピーディーできめ細かな物流サービスを実現するとしている。
ダイワコーポレーションの曽根和光社長は「この施設はダイワコーポレーションの今後の拠点になると考えている。これまで、宅配便関係の業務が中心だったが、今後はJR貨物便によるモーダルシフトの需要が必ず増してくると考えている。その意味でも、コストダウンとモーダルシフトの提案をこの場所から積極的に行い、立地の利点を最大限活かしていきたい」と述べた。
JR貨物の土地に建てられた「品川営業所」は6階建てで、一部中2階構造。基本は1、3~6階が倉庫とし、2階に事務所だが、それぞれの階に事務所兼休憩所も設置する予定。
全館LED照明設置。トラックバースは1階部分のみ。上層階へはカゴ台車も積載可能な垂直搬送機3基で移送する。
全体の半分程度の利用が決まっており、今後寄託貨物・賃貸の両面で募集を行うとしている。
■概要
所在地:東京都品川区八潮3-2-34
敷地面積:7571㎡
延床面積:1万8569㎡
倉庫構造:地上6階建(1、3~6階倉庫、2階事務所)
昇降機設備:エレベータ(3.5t)3基
乗用エレベーター(9人乗り)1基
垂直搬送機(1t)3基
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