日本貨物鉄道は10月7日、台風18号の影響により、東海道線興津駅~由比駅間で土砂流入が発生し、現在も不通となっていると発表した。
JR東海によると東海道線の被災状況は、興津駅~由比駅間の土砂流入が長さ約40mにわたっており、新所原駅~鷲津駅間でも約20mの土砂流入、金谷駅構内では線路砕石流出があった。
このため、同区間を通過する貨物列車の運転を見合わせている。
<東海道線 由比~興津間土砂流入に伴うトラック代行、う回輸送イメージ図>
復旧には相当の日数を要することから、トラックによる代行輸送、う回臨時列車の運転を開始した。
該当する貨物列車は、一日当り貨物列車本数約90本で、主な発着区間は、北海道、東北、関東、沼津~静岡、中京、関西、中国、四国、九州。
一日当り5トンコンテナ約11,000個で全国の半分を占める量。主な輸送品目は、積み合わせ貨物(宅配便等)、書籍・雑誌、紙・パルプ、食料工業品(清涼飲料水等)、化学工業品、自動車部品等。
トラック代行輸送は、東京(タ)駅~静岡貨物駅間で、片道最大200個(5トンコンテナ換算)準備出来次第、実施する。
う回臨時列車の運転は、東京(タ)駅~福岡(タ)駅間を上越・日本海縦貫・山陽経由で1往復、名古屋(タ)駅~札幌(タ)駅間も日本海縦貫線(米原・金沢・長岡・秋田・青森経由)経由で1往復実施する。
最大で往復800個/日の輸送力を確保し、今後、トラック代行輸送及びう回臨時列車運転の拡大を検討する。
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