ポッカサッポロフード&ビバレッジは10月1日、マレーシア工場が竣工し、稼働したと発表した。
東南アジアを中心に世界各国での「POKKA」ブランドの成長戦略に対応するため、子会社であるポッカコーポレーション・シンガポールが、マレーシアで2013年6月から新工場の建設をすすめてきた。総工費29億円。
新工場は、500mlと1.5L容量のペットボトルにお茶、ミルク入り飲料などを充填できる最新鋭の無菌充填ラインを導入し、年間600万ケースの生産能力を有している。
LED照明の採用や、水・エネルギー再利用システムの導入など、自然環境に配慮した。
規格が厳しく世界的に信頼があるといわれるマレーシアのハラル(HALAL)認証を取得しており、製造する商品はハラルフードとしてハラルマークが付与できるとともに、食品衛生、品質管理も十分に行われていることを認められている。
近年、シンガポール国内販売と輸出販売でペットボトル飲料の販売量が大変好調に推移していることから、これに対応するための新たな生産拠点が必要と判断し、今回の新工場建設に至ったという。
■新工場の概要
名称:POKKA (MALAYSIA) Sdn.Bhd.
所在地:Lot6, Airport Logistics Park, Senai International Airport,81250 Johor Bahru, Johor,Malaysia
従業員数:55名
敷地面積:2万800㎡
延べ床面積:1万2500㎡
製造品目:果汁、スポーツドリンク、乳性飲料、お茶、ミルク入りコーヒー及び紅茶、果粒入りドリンク
生産能力:500mlPET=460本/分、1.5LPET=215本/分